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AWSやその他勉強した内容をぶちまける

地元秋田のイベントで体験した田舎のIT事情

こんばんは、わかまつです。

先週、東北IT物産展in秋田というイベントにスタッフで参加しました。
http://tohoku.it-bussanten.website

秋田のITに初めて触れ、知ったこと、感じたことをまとめます。

僕と秋田

僕は生まれも育ちも秋田県ですが、大学進学を機に脱(東)北しています。
なので、秋田のIT事情についてはこれまで触れたことがありませんでした。

そんな理由から
 秋田のIT事情ってどんな感じなんだろ?
と思っていた矢先に東北IT物産展が秋田で開催されると知り、スタッフとして参加させてもらいました。  

東北IT物産展とは

東北のIT並びにコミュニティの活性化を目的としたITイベントです。
運営は完全ボランティアで行われており、各県の後援や企業のスポンサーによって運営費が賄われています。
今年は、最新のIT技術の講演や東北のITコミュニティによる座談会、子供向けプログラミング教室など、非常にバラエティに富んだ内容となりました。

元々は2014年に開催されたJAWS FESTA Tohokuに端を発しています。
JAWS FESTA はAWSのユーザ会であるJAWS-UGの地方大型イベントで、全国の地方持ち回りで毎年開催されています。
ですのでJAWS FESTAが東北で開催されるのはその年限りだったのですが、東北のIT盛り上げるため、JAWSからスピンアウトする形で東北IT物産展が誕生しました。
2015年に青森で初開催され、今年は秋田での開催となっています。

jft2014.jaws-ug.jp

秋田のITは東京から5年遅れる

どなたの発言だったか忘れてしまったんですが、この一言は衝撃的でした。
同じ日本語圏でそんなに遅いとかあるの!? と。

どうやら東京に最新技術が飛来し、浸透して事例が出るのを待ってからようやく秋田でも採用されていくという流れのようです。
もちろん、インターネット上にこれだけ情報があり、クラウド技術の発展によって調達のリードタイム下がった現在であればもう少しマシになってると思いますが、それでもこんなに時間差があるというのはショックでした。

日本のITは欧米から3年遅れるなんて話はよく聞きますが、これが本当なら秋田は欧米から8年遅れることになります。
ITの世界で8年というのはとてつもなく果てしない時間のように思います。

この時間差を埋めるためにも、こうしたイベントは必要なのだと感じました。

東京のコミュニティとの違い

コミュニティ座談会のセッションで出ていた参加者集まらないという課題がかなり違うなと感じました。

東京でJAWS-UGの勉強会を運営していますが、JAWS-UGの冠もあって2ヶ月に1回の定期開催でも100人規模で参加者が集まります。
ところが秋田の勉強会となると10人以下で参加者は顔見知りばかりというようなことが多いようです。
これが必ずしも悪いことではないですが、新規参加者が来ないコミュニティは新陳代謝ができず、活動が鈍化してしまう可能性をはらんでいると思います。

また、会場ない問題もなかなか深刻だと感じました。

東京であれば各ベンダーさんやユーザ企業さんのご厚意でイベントスペース、会議室を無償でお借りして開催することができ、あまり会場で困ることはないです。
しかし、秋田にはそういう文化がないのか、公共のイベントスペースを借りることが多く、取り合いになってしまうのだそうです。
こういった話は以前から聞いていたのですが、実際に地元の施設名が出て来ると一気にリアルなものに感じました。
秋田でコミュニティに会場を貸してもいいという企業さんがいらっしゃったら是非ご連絡ください。

まとめ

今回は秋田及び東北のITに触れることができ、非常に有意義な時間になりました。
また、東北のITに関わる方と知り合えたことは本当に大きな財産です。

今まで秋田のITには関わりはありませんでしたが、育ててもらった秋田に恩返しする意味で、今の自分ができるのはITでの貢献なんじゃないかと思います。
東京から遠いため、なかなか秋田に帰ることも少ないですが、今後は積極的に秋田のITに関わっていきたいです。